お知らせ
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2年ぶりアサクサノリ生産、最高値20,203円/100枚で落札(令和2年2月7日)
今漁期、2年ぶりのアサクサノリ生産に至る。
今漁期は14名の生産者がアサクサノリ養殖試験に挑みました。今年の海況は降雨が乏しいにも
かかわらず比較的安定した栄養塩量を維持しており、スサビ種の生育・生産状況は県内各地で概ね順調でした。アサクサノリ養殖試験者も、大きな期待をもって摘採を待ち望みました。
しかし、摘採迫る1月中旬になっても一部の生産者をのぞいてなかなかノリが育たず、これまで伸び足良好だった生産者でも、伸び足が止まったとの報告がありました。期待と不安の入り混じる中、去る1月22日~26日にかけて摘採が行なわれました。
生産枚数は24,900枚、最高値20,203円/100枚あたり
結果、摘採加工に至った生産者は14名中4名。DNA分析、食味審査を経て2月7日の第5回黒のり共販にて「伊勢あさくさ海苔」として2年ぶりの出品となりました。今漁期の製品はアサクサノリの含有率が高く、甘みと香りが強いのが特徴です。落札最高値は、1枚約202円と平均相場を10倍以上も上回り、今漁期全国最高値となりました。(2020.2.7時点)